よもぎ蒸しはカンジダに効果があるの？【薬学専門家】

このコラムを読めばカンジダに関する疑問は解消できます。

なぜならばヒトの体を知り尽くした薬学専門家が執筆したコラムだからです。

結論は、カンジダ症に悩む場合はまずは医療機関に行くのが大事ですが、カンジダ症は疲労やストレスで免疫力が落ちることで生じるので、よもぎ蒸しなどでリラックスしましょう。ただし注意点としてカンジダは湿気を好むのでよもぎ蒸し後はしっかりと乾燥を心掛けた方が良いです。

コラムの前半ではカンジダ症へよもぎ蒸しの効果、後半ではカンジダ症のときのよもぎ蒸しの注意点をご紹介します。

カンジダ症は抗真菌薬での治療に加えて、日々のセルフケアが大事。そのセルフケアの一つとして、ぜひよもぎ蒸しも取り入れてみてくださいね。

※よもぎ蒸しをサロン導入したいアナタは、まずは「よもぎ蒸し通信講座」から目を通しましょうね。

カンジダ症とは

カンジダ菌の特徴

カンジダ菌は皮膚や消化管や膣などに存在する常在菌で、温かい湿気を好む菌。このカンジダ菌を持っているだけでは、カンジダ症とは診断されず、治療の必要は特にありません(日本性感染症学会)。

そしてカンジダ症は、疲労やストレスで免疫力が落ちることで不快な症状が起こる、女性であれば誰にでも生じる可能性がある疾患。カンジダ保有者の15-35%は治療が必要になり、なんと…治療しても再発することも多い特徴があるんです。

カンジダ症の症状

典型的な症状は「外陰部と膣のかゆみ」と「チーズ状のおりもの」。
こういった症状があれば、カンジダ症の可能性が高いので、医療機関に行きましょうね。

【カンジダ症の他の症状】
・膣の周辺部のかゆみ
・膣のヒリヒリ感
・性交時の痛み
・排尿時の痛み

カンジダ症の原因

カンジダ症の主な原因としては、疲労やストレスによる免疫力低下がありますよ。他にも原因はあるのですが、基本的には、免疫が落ちていたり、常在菌の乱れやすい環境になっているということです。

【カンジダ症の原因】
・疲労やストレスによる免疫力低下
・生理前などのホルモン変化
・妊娠
・抗生剤使用など常在菌の乱れ
・糖尿病
・エイズの原因であるHIVウイルスの感染
・性交渉
・蒸れやすい服装

カンジダ症へのよもぎ蒸しの効果

リラックスでストレス解消

カンジダ症として症状が出る原因の一つはストレス。

よもぎ蒸しは、アロマテラピーのように香りが良くてリラックスできますよ。よもぎだけではなくて、ラベンダーなどのハーブも入れることがあります。

自分が好きなハーブを入れれば、よりリラックスができて、ストレス解消に繋がりますね。

体を温めることで免疫力アップ

免疫力の低下もカンジダの原因。

一般的に体を温めることで、免疫力がアップすると言われています。

よもぎ蒸しは、漢方入りの温かい蒸気で体を包みますので、ポカポカと体を温めることができますよ。

よもぎの殺菌作用がカンジダに効くか分からない

よもぎは昔から薬草として活用されており、殺菌力があると言われていますが、カンジダに効くという根拠はありません。

カンジダは真菌という種類の菌ですので、殺菌するにはやはり抗真菌薬を使うのが良いです。

カンジダ症のときのよもぎ蒸しの注意点

注意点① よもぎ蒸し後に膣を乾燥させる

カンジダ菌は湿った環境を好みます。なので、よもぎ蒸し後は膣を乾燥させた方が良いです。

一般的なカンジダ症の対策でもある、通気性の良い下着やゆったりとした洋服などの着用を心掛けましょう！

注意点② よもぎ蒸しを長時間しすぎない

よもぎ蒸しは30-60分くらいすることが多いです。このくらいの短時間であれば、一時的に膣の中の湿度が上がったとしても、さほど問題はありません。

長時間のよもぎ蒸しでも、終わったあとに膣を乾燥させれば問題はないと思いますが、念のために長時間のよもぎ蒸しは避けましょう！

注意点③ 膣の清潔と安静を保つこと

カンジダ症のときに清潔と安静を保つことは重要です！

一方で、清潔にしようと石鹸などで強く洗ってしまうと、むしろ刺激によって炎症が悪化することもあるので、軽く洗い流す程度にしましょう。

よもぎ蒸しで感じる効果一覧

まとめ

繰り返しになりますが、まずは医療機関に行くのが大事ですが、カンジダ症は疲労やストレスで免疫力が落ちることで生じるので、よもぎ蒸しなどでリラックスすることもおすすめです。

そして注意点は、カンジダは湿気を好むのでよもぎ蒸し後はしっかりと乾燥を心掛けた方が良いということでした。

もし自宅で気軽によもぎ蒸しを楽しみたい方は、下の記事をぜひ見てくださいね！道具の選び方や、メリットとデメリットを踏まえたおすすめランキングを詳しく紹介していますよ。