【やけど注意】よもぎ蒸しで陰部や太ももは低温やけどになる？【医学専門家】

このコラムを読めばよもぎ蒸しの陰部や太もものやけどに関する疑問は解消できます。

なぜならば薬学研究者の経験を活かして書いた科学的根拠に基づいたコラムだからです。

結論は適切なよもぎ蒸しであればめったにやけどにならないということです。もしよもぎ蒸し中に熱さを我慢していたならば「高温やけど」、適温だけれども同じ箇所に蒸気を当て続けたならば「低温やけど」になることもあります。

2種類の火傷のうち、陰部や太ももの「低温やけど」は気付きづらいので、念のために予防策と対応策を把握したうえで、よもぎ蒸しを楽しんでくださいね！

※よもぎ蒸しをサロン導入したいアナタは、まずは「よもぎ蒸し通信講座」から目を通しましょうね。

よもぎ蒸しでやけどに注意する重要性

重要性① 安全によもぎ蒸しをするため

もしよもぎ蒸しでやけどをしてしまったら危ないですね。

実はやけどを予防する方法も、やけどになってしまったときに対応する方法もあるので、しっかりと把握しておきましょう！

重要性② 安心して楽しむため

よもぎ蒸しでやけどをするかもしれないと頭によぎると、リラックスどころではないですよね。

よもぎ蒸し中のやけどはめったに起こらないのですが、安心してよもぎ蒸しを楽しむために、念のためにやけどの予防策と対応策を読み込んで理解してくださいね。

よもぎ蒸しのやけどの種類

種類① 高温やけど

高温やけどは熱いものを触ってしまったときに起こりますよ。痛みがあったり水ぶくれなどの症状が出てきます。

よもぎ蒸しならば高温の鍋を手で直接触れてしまったり足にぶつかった場合に生じますね。基本的によもぎ蒸し鍋はよもぎ蒸し椅子の中に収納されているので、片付け以外のタイミングで触れることはあまりないかもしれません。

もしくは「よもぎ蒸しの蒸気があまりにも熱い」という場合には高温やけどになる可能性がありますので、コンロの火力を下げましょうね！

種類② 低温やけど

低温やけどは高温ではなくて45℃前後のものを数時間触れていると生じるやけどです。主な症状は皮膚が赤くなったりヒリヒリと痛むことがありますよ。

例えばホッカイロを数時間つけ続けると生じることがあるやけどですね。

よもぎ蒸しでいえば適度に温かい蒸気を長時間浴び続ける可能性がある陰部や太ももで生じることがあります。

よもぎ蒸しで陰部や太ももが赤くなる原因

「よもぎ蒸し後に陰部や太ももが赤くなった…!?」という経験はありませんか？

陰部や太ももが赤くなる4つの原因を、生じることが多いと思われる順に並べていますよ。

原因① 体温が上昇している

お風呂上がりと似た状態で、体が温まって血流が良くなって赤くなるのは一般的な体の反応です。

特によもぎ蒸しでは蒸気があたって温まりやすい陰部と太ももで起こりやすいですよ。

数時間以内に元の状態に戻ることが多いので問題ありません。

原因② 同じ姿勢で血流が圧迫されている

よもぎ蒸し椅子に座り続けるので、主に太ももやお尻で起こりやすい原因ですよ。

血流が圧迫されることで太ももやお尻に血液が貯まることから赤くなります。

座り続けなければ元の状態に戻ることが多いので、こちらの原因も問題はありません。

原因③ 蒸気が熱すぎて「高温やけど」

よもぎ蒸し初心者で生じることがある原因ですね。

よもぎ蒸しは楽しむものであって、無理をして我慢するものではありません。

熱いと感じる温度で続けると、やけどになる可能性があるので、店員さんに遠慮せずにコンロの温度を下げてもらいましょう！

原因④ いつの間にか「低温やけど」

よもぎ蒸し経験者でも「低温やけど」に気づかないことがあります。

ホッカイロを数時間つけ続けていつの間にか低温やけどになるのと同じですね。

陰部や太ももが低温やけどになる原理

原理① よもぎ蒸しの蒸気の温度

低温やけどになりやすいのは「45℃前後」だということが一般的に知られています。

よもぎ蒸し中のマント内の温度を測定すると椅子の穴付近の温度は「48℃前後」です。

つまりはよもぎ蒸し椅子の穴付近は低温やけどになりやすいというわけですね。

原理② 同じ箇所に当たり続ける蒸気

よもぎ蒸し椅子の穴付近は低温やけどになりやすい温度ということでした。

そして低温やけどは同じ箇所が温まり続けると生じることがあります。

つまり通常の座り方ですと椅子の穴の付近には陰部や太ももがある状態なので、陰部や太ももは低温やけどになることがあるというわけですね。

よもぎ蒸しで低温やけどを避ける予防策

予防策① よもぎ蒸しを長時間しすぎない

温かい蒸気が当たり続けるのを防ぐことが必要なので、よもぎ蒸しを長時間しすぎないというのが予防策の一つ。

よもぎ蒸しのオススメの時間は30分前後です。体調に応じて20-60分でも問題ありません。

予防策② よもぎ蒸し中に座り方を変える

蒸気が同じ箇所に当たり続けるのを防ぐために、定期的に座り方を変えると良いですよ。

よもぎ蒸しの座り方は様々な方法があるので、ぜひ好みの座り方を試してみてくださいね。

よもぎ蒸しで低温やけどになった時の対策

対応策① 本当に低温やけどか確認する

実は低温やけどが起こることはあまりないです。

基本的には自分で温度コントロールできない高齢者や乳児がなりやすい火傷だからです。

陰部や太ももが赤くなるのは他の原因である可能性が高いですね。体温が上昇したことや、同じ姿勢で血流が圧迫されただけの場合が多くて、しばらくすると赤みが取れますよ。

対応策② 応急処置で患部を冷やす

もし痛みやピリピリ感があるならば患部を冷やしましょう。赤みが取れやすくなりますよ。

痛みやピリピリ感がある場合、もしよもぎ蒸し中に熱さを我慢していたならば「高温やけど」、よもぎ蒸しは適温だったけれども同じ箇所に蒸気が当たり続けていたならば「低温やけど」の可能性があります。

対応策③ 適切な医療機関に行く

痛みやピリピリ感が強かったり数日間持続したりする場合には、何かがあっては大変ですので、医療機関へ行きましょう！

低温やけど以外のよもぎ蒸しの危険性

低温やけど以外にも、よもぎ蒸しの危険性とデメリットを知りたいですよね。

こちらのコラムで危険性とデメリットを紹介しています。適切な方法で入れば、よもぎ蒸しは安心安全に楽しめますよ！

よもぎ蒸しと低温やけどのまとめ

重要なので繰り返しますが適切なよもぎ蒸しであればめったにやけどにならないということです。

もしよもぎ蒸し中に熱さを我慢していたならば「高温やけど」、適温だけれども同じ箇所に蒸気を当て続けたならば「低温やけど」になることもあります。適切な対応をしてよもぎ蒸しを楽しみましょう。

もし自宅で気軽によもぎ蒸しを楽しみたい方は、下の記事をぜひ見てくださいね！道具の選び方や、メリットとデメリットを踏まえたおすすめランキングを詳しく紹介していますよ。